職場環境を第一に考えよう
きつい、汚い、危険な仕事を昔から3Kと呼んでいます。主に肉体労働に多いように思いますが、実は医療関係も3Kと呼ばれています。研究機関は勤務時間がきっちりしているようで、実は研究の内容によっては帰宅もままならない状況になることも多くあるようです。
特に、患者と直に接する機会が多い看護師の仕事は3Kといっても過言ではありません。近年では感染力の高い病気も多く、しかも患者本人がまだ検査結果を知らずに院内をウロウロするために、その中で自身に感染してしまうことがあります。
よくインフルエンザが流行しているときに、病院や学校などで移ってしまったという話は少なくないと思います。病院は体調が良い人が訪れる場所ではないので、病気の感染には十分な注意が必要になります。看護師は医師よりも先に患者と向き合わなくてはならないため、一番感染の恐れがあるのです。十分病気にかからない対策をしておくようにしましょう。
入院病棟のある病院では、患者によっては排せつ物の処理も必要になります。仕事とはいえ、人によっては大きなストレスになりますし、排せつ物からの感染病も多くありますので、大変危険が伴う仕事だといえるでしょう。
看護師は何より業務に対する責任が重いので精神的なストレスは大きなものになってしまいます。そんな中、勤務時間の間はほとんど休む暇がないという声もよく聞きます。食事がとれるなら良い方で、トイレに行く時間もないという看護師もいます。これは病院が職場環境についてどれほど考えているかということも関係してきますが、それには看護師の人材不足も関連していることは間違いないでしょう。
看護師の給与は他の一般職に比べると高いものになります。しかし、実際の現場を見ると、収入に見合わないくらい激務を要されている職場がたくさん存在します。また看護師の仕事を3Kから外すことが出来るようにという働きも進んでいるので、就職を考える時は職場環境をしっかり考えて選ぶようにしましょう。もし、身体を壊してしまうほどの劣悪な3Kの職場に入ってしまったのならば、早急に転職することが大切です。
決して、仕事に将来を潰されてしまうようなことはあってはなりません。異常な労働環境に流されてしまう前に、全力で3Kの仕事から脱出することを優先しましょう。